アメリカ商務省は現地時間17日、「中国から輸入されるボルトレス・スチール棚製品にはダンピングと補助金行為がある。ダンピング幅は17.55%から112.68%、補助金の幅は12.40%から80.45%だ」という最終決定を発表しました。
アメリカのある製造会社の申請に応じて、アメリカ商務省は2014年9月から中国から輸入されたボルトレス・スチール棚製品に対して反ダンピングと反補助金調査を行ってきました。アメリカ商務省は最終決定に基づき、当該品目に対し相応の保証金を徴収するようアメリカ税関に通告するということです。
アメリカの貿易政策と手続きによりますと、反ダンピング関税と相殺関税を徴収するには、商務省のほかアメリカ国際貿易委員会(ITC)が最終決定を下す必要があります。最新日程では、ITCは9月28日前後に最終決定を下します。ITCが異なる決定をした場合、アメリカ側は反ダンピング関税と相殺関税を徴収しません。
今年に入って、アメリカ商務省は中国から輸入しているPET樹脂製品に対する反ダンピング・反補助金調査と、ハイドロフルオロカーボン(HFC)の混合冷媒に対する反ダンピング調査を相次いで行っています。中国商務省はこれまでに「アメリカ政府は貿易保護主義に反対するという約束を守り、自由で開放的かつ公正な国際貿易環境をともに維持し、より理性的なやり方で貿易摩擦を適切に解決することを期待する」と数度にわたり訴えました。
「中国国際放送局」
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