| フィリピンのテレビ局ABS-CBN(電子版)は、「中国外交部の陸慷報道官は9日、習近平国家主席が14−16日にトルコ・ アンタルヤで開催される第10回20カ国・地域(G20)首脳会議に出席し、その後さらにフィリピン・マニラで17−19日に開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)第23回非公式首脳会議に出席すると発表した。中国の首脳はAPEC加盟国のうち最後に、今年の会議への出席を決定した。フィリピンのアルメンドラス大統領府長官は、米国のオバマ大統領とロシアのプーチン大統領が会談を確定したと述べた」と報じた。
シンガポールのザ・ストレーツ・タイムズ紙は、「習近平氏はベトナム・シンガポールの訪問後、フィリピンが主催するAPEC首脳会議を『パス』し、アキノ大統領の南中国海に関する発言への不満を示すと推測されていた。今やこの推測には、ピリオドが打たれた。アキノ大統領は直近の記者会見で、中国のために『完璧なホスト国』になると約束した」と報じた。フィリピンのデル・ロサリオ外相はABS-CBNに対して、南中国海問題が今年のAPEC首脳会議の議事日程に上がらない2つの理由を挙げた。まず南中国海の議題は政治的議題である。次に南中国海問題は、APECの全加盟国の問題ではない。デル・ロサリオ外相は、「APECを結ぶのは太平洋で、海洋について語るならば太平洋について語らなければならない」と述べた。
中山大学大洋州研究センター常務副主任の喩常森氏は9日、環球時報に対して、「中比は南中国海で領土問題を抱えているが、これと中国のAPEC首脳会議への出席は別の問題だ。APECはアジア太平洋で最も影響力を持つ、経済協力の場だ。APEC非公式首脳会議は、APECにとって最高レベルの会議だ。世界2位の経済体である中国が、このような場で欠席することはない。これは中国の責任ある大国として持つべきおおらかさだ。北京は昨年、APEC首脳会議を主催した」と話した。
中比の首脳はAPECの会期中に、二国間会談を開くだろうか?多くのフィリピンメディアは、これについて推測している。フィリピンのニュースサイト「Rappler」は9日、「両氏が前回会談したのは、昨年のAPEC首脳会議の期間中で、約10分間の会談だった。フィリピン外務省は、まだ確定されてはいないが、両国の首脳が会談する可能性もあると表明した」と伝えた。
中国外交部の洪磊報道官は9日、中国外交部の王毅外相が10日、フィリピンを訪問すると述べた。王外相はフィリピンの首脳や外相といった高官と会談する。習主席のAPEC首脳会議の出席について意思疎通し、地ならしをし、さらに中比関係の改善についてフィリピン側と意見交換する。
洪報道官は「現在の中比関係をどのように見るべきか」と質問された際に、「現在の中比関係は周知の原因により困難に直面している。これは中国が望まないことだ。中国は中比関係の発展を重視しており、協議・交渉により関連問題を適切に処理することを堅持している。フィリピンが中国と向き合い、両国首脳が昨年のAPEC会期中に形成した重要な共通認識を実行に移し、関連問題を建設的に処理し、中比関係が一日も早く従来の軌道に戻るため雰囲気を醸成し、条件を蓄積することを願う」と回答した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」
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