影響(3)経済的プレッシャーが出産意欲に影響
鏈家地産研究部の李巧玲氏は「2人目出産の解禁は人口増加に有利に働くが、全ての出産可能年齢の女性が2人目を欲しがるとは限らない。経済的・時間的な問題が出産意欲に大きく影響する。2人目出産によって経済コストだけでなく、機会コストや時間的コストもかかる。同じ条件ならば、経済的プレッシャーが少ないほど出産意欲は高く、仕事のプレッシャーが少なく、時間的余裕がある人ほど出産意欲は高い。地域別に見ると、住宅や扶養コストが高い一線都市、一部の二線都市では、三〜四線都市よりも2人目出産意欲が低い」と指摘する。
影響(4)学区の住宅の争奪戦がより熾烈に
子供が2人の家庭にとって、子供の教育は重要であり、両親が最も心血をそそぐ部分となる。易居智庫の厳躍進・研究総監は、「2人目出産の解禁後、各地の学区の住宅の地位がより確固たるものとなる。学区の住宅および入学許可の争奪戦がより激しくなるだろう。一部の保護者は高い教育資源が保障される学区の住宅を事前に購入しようとしており、学区の住宅の価格がつりあがっている」と語る。
「人民網日本語版」
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