今年のASEAN首脳会議は、「クアラルンプール宣言、手をつなぎ前進」を含む、「2015年、ASEANの願い」という一連の文書を採択する。これは共同体の政治・経済・社会・文化の建設に関連し、発展の共通認識を強化し、発展の目標を明確にし、発展のロードマップを策定する狙いがある。これはASEAN加盟国の今後10年間の共同体の建設の強化、政治・経済・社会の融合の実現の重要な指針になる。レー・ルオン・ミン事務総長は、「一連の文書は、壁を減らし、統一化を進めることで効率を高めることを中心内容とする」と述べた。
また今回の首脳会議の開幕式では、ASEAN経済共同体の建設に対する多大な貢献を表彰するため、ASEAN加盟国の10の団体もしくは個人に「ASEAN国民賞」が授与される。
長年の準備期間を経て、東南アジア地域経済一体化の成果を代表する、ASEAN経済共同体という人口約6億4000万人の大市場・大集団が、まもなく正式に国際舞台に登場する。この世界7位の経済体の誕生は、地域および世界経済が新たな成長のチャンスを迎える予兆となる。ASEAN経済共同体のパートナーが協力関係を拡大・深化する基礎がより広範になり、ルートがより多元的になり、成果がより豊富になる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」
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