野村総合研究所の調査によると、訪日中国人観光客の約8割が再来日を希望しており、その際は大都市圏よりも地方都市への観光に興味を持っていることが分かった。日本メディアが伝えた。
11月21日付の共同通信社の報道によると、調査は今年の夏に実施された。ネット上で回答した6000人のうち、4800人が次回も「必ず行く」、「きっと行く」と回答。再度訪日した場合にやりたいこととして、「地方都市の観光やレジャー」が28.1%と、「大都市の観光やレジャー」(26.1%)を上回った。課題点も注目される。野村総研が中国各地の市民に対して調査を行った結果、「広島など歴史的な都市に興味があるが、交通が不便」、「前回はちょうど縁日がやっていて、いい体験ができた。
今後も縁日があるときに日本に行きたいが、そんな情報を得るのは難しい」などの声があがった。他にも観光地でネットがつながらないなどの不満が見られた。
本調査の担当者である野村総研の岡村篤氏は、「所得の増加に伴い、中国人観光客はますます増えている。彼らが行きたくてもなかなか行けない場所が日本の地方だ」と述べる。ネットで積極的に情報を発信することに加え、観光地では中国語表示を増やし、wifi環境を整えるべきだと指摘する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」
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