(2)中国外交は大国の責任を備えた。
世界反ファシズム戦争勝利と国連創設から今年で70周年だ。この重要な節目にあたり、中国は国連を中心とし、国連憲章の趣旨と原則を基礎とする戦後国際秩序が現代世界の平和・安定の礎であることを強調し、ファシズムと軍国主義の侵略行為を美化するいかなる行為および歴史改竄のいかなる企てにも断固として反対した。中国の提案で国連安保理は国際平和・安全維持をテーマとする公開弁論会を開いた。習主席は国連創設70周年関連首脳会議に出席し、10年間で総額10億ドルの中国―国連平和・発展基金を設立するとともに、新たな国連平和維持能力待機制度に参加することを発表した。中国は持続可能な開発の目標を支持している。中国は「南南協力援助基金」を設立して、途上国のポスト2015開発アジェンダ実行を支援すること、国際開発知識センターを設立して各自に適した開発の理論と実践を各国と共に研究することを発表した。中国はG20サミットなど重要な経済ガバナンスの場で、持続可能な開発のための2030アジェンダを実行に移し、公平であまねく広がる発展に力強い原動力を注ぐことを呼びかけた。中国はグローバルな試練への対応においても積極的に貢献した。習主席はCOP21開幕活動で演説し、世界が気候変動への共同対策を打ち出し、交渉過程で共通認識を形成するよう各国を促した。中国は国際的により積極的、主導的に建設的役割を発揮し、より多くの公共財を提供した。これは中国の特色ある大国外交にとって当然のことだ。
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