永暑(英語名ファイアリー・クロス)礁に新設した飛行場での中国の試験飛行にベトナムが反対を表明したことについて、外交部(外務省)の華春瑩報道官は3日に続き4日の定例記者会見でも「中国は南沙(英語名スプラトリー)諸島およびその周辺海域に対して争う余地のない主権を有しており、試験飛行は完全に中国の主権の範囲内の事であり、中国は各国が国際法にのっとり享受する航行と上空飛行の自由を一貫して尊重している」と改めて強調した。環球時報が伝えた。
これについて中国の海洋問題学者・劉鋒氏は4日、環球時報の取材に「永暑礁試験飛行は中国の主権の範囲内の事である」と指摘。「試験飛行は永暑礁を含む南沙諸島の中国による民事建設の強化の重要な一環であり、南沙の経済開発活動の基礎を固めるのにプラスであるのみならず、南沙の海上緊急救援、防災・災害対策など支援システムの整備を後押しし、大国としての中国の責任感をより良く示すものだ」と表明した。
「人民網日本語版」
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