国家観光局の李金早局長は17日、中国の2015年の観光投資は力強い成長を維持し、通年で前年比42%増の1兆72億元に達したと発表した。伸び率は昨年より10ポイント上昇し、初めて1兆元を突破した。観光業は経済成長を促進し、消費への供給を拡大する重要な原動力となった。
記者の調べによると、2015年は民間投資が急増した。全国民間企業の投資額は39%増の約5700億元に達し、投資全体の57%を占めた。西部地区の投資額は10%増の約2700億元で、投資総額の27%を占めた。農村部の観光投資も注目を集め、実質で60%増の2612億元に達した。またオンライン観光投資が活況を呈し、「観光+インターネット」が加速した。2015年のオンライン投資額は、42%増の約770億元に達した。観光企業のM&Aと海外進出が加速した。首旅集団は150億元で如家酒店集団を買収した。錦江集団は100億元で国内の鉑涛酒店集団を買収し、13億ユーロで海外の仏ルーブル・ホテルズ・グループを買収し、グローバル企業へのモデルチェンジを加速した。中国港中旅集団は4億ポンドで英国のホテル企業を買収した。
李局長は、「観光業はけん引力が強く、高い相乗効果と総合効果を生み、経済成長を促進する新たな原動力になっている」と指摘した。国家観光局は、中国の観光業直接投資額は今後3年間で3兆元を超え、15兆元以上の投資を促すと予想した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」
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