中国外交部は18日に記者会見を開いた。張明副部長は、習近平国家主席が間もなく開始する、サウジアラビア・エジプト・イラン歴訪の関連状況について説明した。張副部長の発言内容の要約は下記の通り。
サウジアラビアは現在、中国の西アジア・北アフリカにおける最大の貿易国であり、中国もまたサウジアラビアの最大の貿易パートナーの一員だ。中国の国家主席によるサウジアラビア訪問は7年ぶりで、今後5−10年間の両国関係および各分野の協力の全体計画を行い、二国間関係を新たな段階に推し進める。習主席の訪問中、両国は全面的戦略パートナーシップの構築に関する共同声明を発表する。習主席は湾岸協力会議のザヤーニ事務局長、イスラム協力機構のイヤード事務局長と会談し、中国と湾岸協力会議およびイスラム諸国の関係の促進について意見交換する。
中国の最高指導者によるエジプト訪問は12年ぶりで、両国関係の未来の発展を全面的に計画する、節目としての意義を持つ重要な訪問になる。習主席は中国ハイテク展、中国―エジプトスエズ経済貿易協力区2期プロジェクトの除幕式、両国の国交樹立60周年記念式典及び2016年中国―エジプト文化イヤー開幕式などに出席する。
アラブ連盟は世界で最も早く創設された地域内の国際組織の一つだ。習主席は訪問中にアラブ連盟本部を訪問し、アラビー事務局長と会談する。また中東やアラブ諸国向けに重要な談話を発表し、中東の平和と発展の促進に関する中国の政策と主張について説明し、中国と中東諸国の実務的な協力について提案を行い措置を打ち出す。
中国の国家主席によるイラン訪問は14年ぶりだ。習主席はイラン最高指導者のハメネイ師、ラーリージャーニー議長、ロウハニ大統領と会談し、調印式に出席する。今回の訪問は両国関係の節目となり、両国の全面的・長期的・安定的発展の新局面を切り開く。
中国は今回、3カ国と発展戦略を結びつけ、エネルギー、インフラ整備、貿易・投資の利便化、宇宙事業などのハイテク分野の協力を推進する。双方は教育、科学技術、文化などの人文分野の協力で新たな合意をまとめ、文明対話の展開についてさらに意見交換する。
習主席はさらに3カ国の首脳と、重大な国際・地域問題について意見交換し、地域と世界の平和・繁栄を共に促進する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」
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