8日間に及ぶ外遊の過密スケジュールを組んだケリー国務長官は27日、今回の重要内容として、北京で中国の王毅外交部長と会談し、習近平国家主席とも会見した。「環球時報」が伝えた。
ケリー長官には、朝鮮を制裁する米国の安保理決議案に同意するよう、中国を説得するという大きな任務があった。ケリー長官は訪中前、朝鮮の核問題は「この星で最も深刻な問題の一つだ」と話していた。ケリー長官は会談後、米中が「強硬な決議」を加速することで一致したと強調した。しかしアナリストは、中国側の表現がやや異なっていることに注意した。王外交部長は安保理がさらなる措置を講じることに同意したが、決議は情勢の緊張を刺激し、朝鮮半島を混乱させるためのものではないと強調した。海外メディアによると、米国が作成した制裁の決議案には、朝鮮への石油の輸出禁止といった厳しい措置が含まれ、朝鮮を「絞め殺す」ような内容だ。中国は米国と、朝鮮の核計画について率直に意見交換しようとしているが、米国の言いなりになることはない。
ケリー長官の訪中に際し、産経新聞は重大なスクープを報じた。米軍が朝鮮に奇襲を仕掛ける「Xデー」が2月末に訪れ、米国が朝鮮の700カ所の軍事拠点に突如攻撃を仕掛けるというのだ。CNNは、「朝鮮のミサイルは数分内に雨あられのように降り注ぎ、ソウルに重傷を与える。軍事攻撃という選択は想像できない」と報じた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」
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