中国質量協会全国用戸委員会は4日、2015年の中国家電産業顧客満足度指数を発表した。対象製品別では、冷蔵庫、エアコン、洗濯機、テレビ、携帯電話の5大分野の満足度指数が2011年の調査結果を上回った。
今回の調査によると、スマート家電市場の急成長に伴い、家電は機能や使用感についての満足度が大きく上昇しており、これが顧客満足度指数を押し上げている。冷蔵庫、エアコン、洗濯機の3大白物家電市場での満足度はいずれも80ポイントを上回る高水準だ。インターネットや携帯電話など新たなメディアの影響で、テレビの満足度は白物家電を下回った。携帯電話はアップデートやモデルチェンジのスピードが速いため、満足度は相対的に低かった。
顧客ロイヤリティのポイントについては、冷蔵庫が76.5、エアコンが76.9、洗濯機が75.0、テレビが72.1、携帯電話が66.0だった。
ブランドイメージでは、冷蔵庫が83.5、エアコンが82.7、洗濯機が81.6、テレビが80.2、携帯電話が77.9だった。
協会関係者は、調査結果を次のように分析した。スマート化が急速に進む中、スマート機能の強化が顧客満足度の上昇につながる。ブランドイメージの向上は、顧客満足度向上と販売増を大きく促す。アフターサービスの質的向上と標準化が顧客満足度の有力な下支え役となる。顧客の要望としては、白物家電の騒音低減や省エネ化、テレビの反応速度や携帯の連続待受時間の改善などが多かった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」
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