ギリシャ債務危機のエスカレート、遅れる米国経済の回復、失業、インフレなど新旧の問題が交錯するなか、先進国も進行経済体も「二番底」に直面するリスクを憂慮している。世界経済に「二番底」は出現するのか。どうすれば「二番底」を回避できるのか。国際社会の危機回避を支援するために、中国はなにができるのか。これらの話題をめぐって、今回の夏季ダボス会議に出席した企業経営者、経済学者、政府関係者らは熱い討論を展開した。
会議に出席した専門からは次のような認識を示した。世界経済は確かに危険な段階を迎えている。最近発生した公的債務危機問題が示しているように、効果的な監視体制は全面的に確立されていない。特に国際協力を強化し、国際的な資金の流れをしっかりと管理することが、差し迫って必要になっている。そのため、措置を講じ、米国の赤字がさらに拡大するのを防ぎ、経済の回復力を強め、レバレッジ解消プロセスの停滞を回避しなければならない。
今回の夏季ダボス会議では、中国の発展がこれまで以上に大きな関心を集めた。会議に出席した一部の専門家は、中国経済の持続的で急速な成長は、世界各国の危機解決に自信を与えるとの考えを示した。
90あまりの国の政界と財界のリーダー1600人あまりが今年の会議に出席した。
世界経済フォーラム執行理事兼チーフ・ビジネス・オフィサー(CBO)のロバート・グリーンヒル氏が閉幕のあいさつを述べ、2012年の夏季ダボス会議を中国の天津で開催することを明らかにした。
(新華網日本語)
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