ロンドン五輪日本五輪代表団の副団長を務める橋本聖子・参議院議員(47)は17日、共同通信社主催のイベントで、「日本代表団が今回目標とする金メダルの数は13個、世界第5位を目指している。できれば、2004年のアテネ大会で獲得した金メダル16個に近い成績を残したい」と抱負を述べた。中国新聞社のウェブサイト「中新網」が伝えた。
日本の代表選手がロンドンで好成績を残すためのモチベーションアップを図り、日本の各界は彼らに対し、「激励金」と「報奨金」というダブル作戦に出た。某日本企業は、所属する選手の五輪壮行会の席で、卓球女子シングルスの平野早矢香選手が中国を封じて金メダルを持ち帰ったならば、5千万円の報奨金を出すと宣言した。
橋本副団長は、「13の金メダル」の目標を実現するためには「最初が肝心だ。幸先が良ければ、その流れに乗っていける。柔道と体操に大いに期待できる」と話した。また、「今大会は、昨年の東日本大震災発生後初のオリンピックであり、心の復興のためにも、良い成績を残したい」と続けた。
日本に金メダルの期待がかかる柔道と体操、いずれも最大の強敵は中国だ。日本女子柔道代表チームは、中国のエース・トン文選手攻略に向けた研究チームを立ち上げ、2010年世界選手権で優勝した杉本美香選手のために極秘作戦を練った。体操では、エース内村航平選手が、団体での金メダルを獲得するため、種目別跳馬には出場しないことを決めた。内村選手は「団体を考えると、跳馬の2本目を演技すると体力がなくなる。それに自分のことだけのために危険を冒すまねはしたくない」と団体金に賭ける意気込みを示した。
*トンはにんべんに冬
「人民網日本語版」
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