神戸大学で数十年間教鞭をとっていた教授の不適切な指導により、研究室で学習していた中国人留学生が自殺した。神戸大学はこのほど同教授を処罰したが、中国人留学生の若い命を取り戻すことはできない。日本新華僑報網が伝えた。
事の発端は、「退学勧告」のEメールだった。このメールを送信したのは、神戸大学の海事科学研究科教授であった。自殺した中国人留学生は、同教授の研究室で学習・研究に励んでいた。
同教授は2011年11月、中国人留学生のいとこにEメールを送信し、「彼(中国人留学生)は研究に意欲的だが、能力が低い」、「退学を勧めるべき」と告げた。中国人留学生は同教授のEメールを見ると、研究室に来なくなった。それから約1週間後の2011年12月、中国人留学生は屈辱の余り自殺した。
神戸大学は8月20日、同教授(60数歳の男性)に対して、8月21日より停職14日の懲戒処分を下した。神戸大学は、同教授が中国人留学生の親戚に送信したEメールの中で、中国人留学生に対して不適切な指導があり、自殺の直接的な原因となったとした。
「人民網日本語版」
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