当然中には図々しい学生もいるが、汪さんは気を配って「対処」している。ある男子学生の部屋はいつも散らかって汚く、他の管理人が何度言っても効果はなかったが、汪雪さんは自分から積極的に彼の部屋の掃除を手伝いに行き、最終的にはこの学生も恐れ入って部屋を片付けるようになったという。
「私も学生を卒業したばかりだから、学生とどうやってコミュニケーションをとればよいか、よくわかる。」「学生の皆は気を使ってくれる。中秋節の日にマイクロブログで当直中だと書いたら、12人もの学生が月餅を持って来てくれて、これまでにないぐらい幸せに感じた」と汪さんは語る。
汪さんが人気を集めるもう一つの理由は、公務員ではなく寮管理人という地味な仕事を選んだことにある。マイクロブログでは職業選択についての議論が巻き起こった。「寮の管理も意義がある。多くの学生を支援することができる。この仕事が本当に好きだ。」汪さんは学生に対して、自分の興味に基づいて仕事を選ぶようにアドバイスしている。新華社が伝えた。
写真はマイクロブログに掲載された汪さんの写真。
「人民網日本語版」
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