
ベルギーの仏字紙レコー(L'Echo)は24日付で、「釣魚島(日本名・尖閣諸島)を中国領と言うのはなぜか」と題する中国の廖力強・駐ベルギー大使の署名付き記事を掲載した。
記事の全文は以下の通り。
先週末、ブリュッセルのギャラリー・ボルティエ通りにある「Schwilden」という書店で、フランス統合参謀本部のピエール・ラビ大佐親子が描いた地図を見つけたが、その中には「釣魚嶼」(明代から清代に使われた釣魚島の呼称)と明記されていた。
これは単なる偶然というわけではない。中国は15世紀初めにはすでに釣魚島を発見し、台湾の付属島嶼(とうしょ)として管轄しており、中国内外の歴史文献にも多く記載がある。釣魚島を含んだ日本最古の地理書『三国通覧図説』(1785年)でも、釣魚島は中国大陸と同じ色で塗られており、中国の一部だったことを示している。しかし現在、日本が釣魚島の領有権を主張し、中日両国間に領土問題が生じている。ではこの釣魚島問題はどうして起こったのだろうか。
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