西洋には「1人の少年をきちんと教育することは、1人の人間を育成することに留まる。1人の少女をきちんと教育することは、3世代にわたる人を育成することに等しい」という言い方があるという。これは子どもの教育において女性が果たす役割が男性よりも大きいためだろいう。しかし現在では「男孩窮養、女孩富養」という概念の影響で、多くの女の子は両親に甘やかされてわがままに育っており、これは中国の教育にとってもよくない。このため、広東省中山市では最近、「女子学生教育」を導入する学校が登場している。女学生向けの授業や女子学生のクラブ活動の結成などを通じて、女性の「自尊、自身、自立、自強」を育成し、伝統的な美徳を備えると同時に現代的な価値観もあわせ持つ女性を育成することを目指している。この試みが大きな論争を巻き起こしている。女子学生の育成は個性を尊重すべきで、1つのモデルのみに合わせて育成すべきではないという疑問の声や、こうした「女子学生教育」により小さい頃から男女の対抗意識が生まれることを懸念する声もある。
こうした問題は一概に論ずることはできないが、「男子学生」教育も検討すべきなのかもしれない。
「人民網日本語版」
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