第三に、パナソニックの経営モデルに変革の必要が生じた。「水道哲学(安価な商品を大量に供給する)」を提唱し、実践するパナソニックは、たとえ商品開発で遅れをとっても、生産力と販売力さえあればトップになれると考えてきた。数で相手を圧倒することが同社の必勝パターンだった。しかし企業がグローバル化する今、技術で世界をリードできなければ、すぐに市場から追い出されてしまう。このことについては、パナソニックの津賀一宏社長も「我々は価値観を変えなくてはならない」と強調している。
しかし、「安く、大量に」を目指す「水道哲学」から脱却した後、パナソニックはどこへ向かうのだろうか?日本の電機メーカーがほぼ総崩れ状態となった今日、パナソニックは活路を見出すことができるのだろうか?
「人民網日本語版」
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