サムスンが提供した最新の財務報告データによると、今年9月30日までの第3四半期(7-9月)の営業収入は52兆1800億ウォン(約475億ドル)で前年同期比26%増加し、営業利益は同91%増加して8兆1200億ウォン(約73億9千万ドル)に達し、過去最高を更新した。
注目すべき点は、サムスンが競争相手を米国のアップル社に定めたことだ。サムスンはコンテンツ業務にも力を入れ始めており、大中華エリアの晏昆・最高マーケティング責任者(CMO)によると、今後は世界的なエンターテインメント大手の米ドリームワークスと共同で新しいストリーミングメディアを模索していく方針だという。
サムスンは新興市場に希望を託している。すでに始まった第4四半期(10-12月)には、サムスンのテレビやモバイル設備への需要が、買い物が盛んになる時期である年末や中国の春節(旧正月。2013年は2月10日)などの季節的要因に後押しされる形で伸びるとみられる。また、これまで営業収入が減少していたデジタル家電部門の業績を好転させるには、新興市場エリア向け製品の販売量を増やすことが必要だ。
「人民網日本語版」
|