9日、遼寧省開原市下窩棚村に住む73歳の男性は、1991年から抗日戦争に関する資料を集め、1994年に自宅を抗日記念館として開いた。記念館は村の中にひっそりとたたずみ静かに歴史を伝えている。
その後、彼は5人の子供が独立した1991年に、本格的に資料の収集を始め、自転車で開原市や隣の撫州市清原満族自治県にまで出かけた。時には吉林省梅河口市まで遠出することもあったという。彼は収集した資料をまとめ、絵を用いて戦争の歴史を紹介している。
記念館はレンガ造りの家で、かすれた文字で「開原市林豊区抗日英雄記念館」と書かれていた。館内は薄暗く、展示品は簡易な四角い額に収められている。中には破損がひどい額もあったが、中の資料は良好な保存状態を保っていた。
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