楊さんは記念館開設のために財産を手放し、血を売って資金を調達するほどだった。離婚の危機まであった妻は2010年に他界し、「苦労させて申し訳ない気持ちでいっぱいだ」と楊さんは話している。
このほか、中国近現代史史料学学会の王建学(ワン・ジエンシュエ)副会長によると、楊さんが取集した資料の中に、欒法章司令官の参謀長が書いた回想録があり、これは非常に貴重な文献資料。彼が聞いて回った調査も資料として価値があり、抗日戦争の歴史を研究するうえで基礎的な材料になるという。
また、彼の行動に感銘を受けた若い学者は6000元(約8万3000円)相当の展示用の備品を送り、村役場の幹部は自身の130平米の家を展示場として提供した。
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