「昨年の中朝貿易総額が60億ドルに迫った」
30日、複数の韓国報道機関が中朝二国間貿易の新記録更新を報道した。「環球ネット」が伝えた。
韓国の聯合通信社が中国税関総署発表の統計データを引用して伝えたところによれば、2012年の中国の対朝鮮輸出額は34億4570万ドル、輸入額は24億8730万ドルで、貿易総額は59億3200万ドルと新記録を更新した。これは2011年の史上最高額56億2000万ドルと比べ3億1200万ドル増、増加率は5.5%だった。中国と朝鮮の二国間貿易は、1999年の3億7000万ドルから2003年の10億ドルまで急増、その後も増加傾向にある。中朝二国間貿易総額は2009年26億7000万ドル、2010年34億7000万ドル、2011年56億2000万ドルだった。
また、韓国国内では未確認の情報として「中国税関が朝鮮に対する貨物検査を厳格化している」と伝えられている。一部韓国報道機関は中国はこの施策を朝鮮に対する核実験抑止力に利用していると分析している。
30日、聯合通信社は複数消息筋からの情報として、中国の遼寧省丹東市、大連市などの税関で貨物の税関検査の比率や細分化管理などの手続きを追加するなどの措置を通じ、朝鮮に対する輸出入貨物検査を厳格化していると伝えている。海外貿易商社によれば、丹東市などでは朝鮮に対する商取引に大きな影響が出ており、通関できている貨物量は60%から70%まで減少している。一部の船舶輸送業者は、船主が税関の規定を知らずに違反商品を積載するのではと懸念し、朝鮮への便数を減らしている。専門家の分析では、「中国のこのような施策は朝鮮の核実験に対する強硬な姿勢を示し、これにより不満を表明している可能性が高い」と分析している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」
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