
年に一度の春節、中国人にとって一年中最も大切な祝祭日ですが、お金のかかる祝日でもあります。帰省の交通費や、家族・親戚へのお土産と年玉、ご馳走の費用などなど、多くの人にとっては、春節予算は頭の痛い問題で、春節になると、財布が泣きます。
日本でも、お正月は「お金が飛んでいく」時期ではありますが、全体には簡素化されていて、それだけ、「正月」という行事の地盤沈下が起きているのかもしれません。その点中国は、まだまだ春節が「不動の4番」の存在感という事なんでしょうね。それだけに、お金も「羽が生えて飛んで行く」んですね。<チャイナライフ>、中国人の春節予算という話題に迫ります。、
話題1:<中国人の春節予算>
● 食:
①大晦日のご馳走はもちろん、親戚や友達との食事会にも膨大なお金がかかる。
(昔はほとんど家で食事会などをしていたが、いま外食は流行っている。レストランを予約して、大晦日の家族の食事会をやるなど)今年、北京市のレストランの年越し料理の予約、最低基準は1000元ぐらいだそうです。
ちなみに、日本では、基本的に、大みそかにごちそうを食べる習慣がないのです。大みそかは大掃除をして、年越しの最後の作業、だから「年越しソバ」という、簡単なおそばで済ませる習慣があったのです。そして、年が明けてから「おせち料理」で、豪華に新年を祝うというのが一般的。昔は家族そろって紅白歌合戦を見て新年を迎えるというのが日本人10人のうちの7人ぐらいの行動パターン(視聴率が70%ぐらいあったので。)
②春節に欠かせないお菓子や飴、果物、ナッツ類などの「年貨」を用意しなければならないのです。