調査によると、現在、「やもめ年」を信じているほとんどが中高齢の人々だった。専門家は、「これは群集心理の一種で、多くの人が『存在しないよりは存在するほうを信じる』という気持ちを持っており、『他人の言葉をそのまま受け売りする』空気を作り出している。しかし、かけこみ結婚が増加すれば、費用が高騰するなど、結婚式に関わるサービスが低下する。さらに将来的には、子供が入学や就職などにおいて、一層熾烈な競争を強いられるなど、悪循環になる」と警笛をならす。「縁起を追いかけるのも理解はできるが、春節前に結婚を急ぐ必要は全くない」のだ。
一方、多くの若者は「やもめ年」に関して理性的な態度を示す。いつ結婚するかは、カップルの気持ちや経済的情況など、客観的な要素を考慮に入れなければならず、迷信に振り回される必要はないと考えているのだ。幸福な結婚生活は、夫婦が肩を並べて努力して家庭を築き、愛を育み続けるかにかかっている。
さらに、「『やもめ年』を信じている人は、結婚という大きな一歩を、気持ち的にもベストの状態で踏み出したいとの思いからそうなっているだけ。迷信的だとか、愚かだとか批判的になったり、軽蔑したりする必要は全くない。他の人の選択権を尊重できる社会こそ、成熟した社会」との見方もある。
巳年は赤が不吉?
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