食べる、飲むことはもう主役とはならず、デジタル製品で年を越すのが流行となり、肉親の情の“囲城”現象が顕著となり……過ぎ去ったばかりの“巳年”の春節では、悄然と起こった変化が中国社会の巨大な変化がもたらした進歩と戸惑いや再構造を反映している。
以前、一般家庭では春節が来た時にだけ、いつもよりも“贅沢”な料理を惜しまずに楽しむことができた。今では、庶民の食生活は品質・量にかかわりなく“正月用品”に匹敵し、年越しに飲み食いする習慣がしだいに健康、リラックスを求める個性化の選択に取って代わってきた。
春聯(旧正月に対句になっためでたい文句を書いた赤い紙を出入り口の両側に一句ずつ貼り付けるもの)、お正月の挨拶、お年玉をあげるというようなこれらの春節のシンボル的な習慣にも現在変化が生じている。
ミニブログを開けば、春節、新年に関するお祝いのニュースは数え切れない。ネットユーザーは自分のミニブログにお祝いの言葉をいくつか書き、おめでたい春聯の画像を貼り付け、“@(アットマーク)”の親友グループや親友は同時に新春の祝福を受け取ることができる。
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