国際原子力機関(IAEA)は先日イランと今年2回目の対話を行ったが、会終了後双方各自の姿勢から見ると、今回の会談では依然として核検証の上で進展を突破することができなかった。一体どんな原因が双方の前進への一歩を妨げ、核検証問題についてコンセンサスに達することを不可能にしたのか。
記者が理解したところによると、最近数回の対話の中で、「構造化されたプログラム」の核検証はいずれも双方が討論するテーマとなっている。IAEAは当枠組みの書類の下でイランの核計画に対する一連の核検証の仕事を展開するよう希望しており、うちイランのバルチン軍事基地に対して核検証を行う要求が含まれている。イランができるだけ早く当方案を受け入れ、全面的に機関と協力し、そこからイランの核計画に存在する一部の問題を明らかにし、外部の懸念を消去することが望まれる。しかしイラン側はこれに対して明らかに異議があり、これが多くの対話を経ても双方が一致に達し難いことになる。
アナリストはこのように指摘した。イランはIAEAと「構造化されたプログラム」における主な分岐はイランがある地点の問題は核検証を通して問題が明らかにされた後なら引き続き核検証を受ける義務はないと考える点にある。しかし、IAEAは堅持して、イランが機関の核活動と関連する「疑わしい」基地に対して核検証を継続することを許可するべきで、これにはバルチン基地への核検証も含まれていると主張している。