日本は2011年の初めに、日本で治療を行う中国人を呼び込むため、創設した「医療滞在ビザ」についての大規模な宣伝を中国で行った。宣伝によると、「医療滞在ビザ」には多くの利便性があるという。まず、ビザの有効期限は最長で3年にも上り、毎回日本に滞在できる期間も半年と長い。もし毎回の滞在が90日以内であることがわかれば、有効期限以内であれば自由に日本との間を往来できる。ところが、2011年3月11日に起こった東日本大震災の影響で、この計画も一時据置された。
実際、日本で治療することを希望している中国人も少なくないが、ほとんどの人が事情をよく理解しておらず、日本に行った後、日本の医療機関で中国語によるサービスがないことや医療中トラブルが発生したときに法律上の保証がないことなどを心配したり、手続きの煩雑さを嫌いあきらめたりする場合が多い。
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