中国杭州市の女性は、相手の男性に求める経済的条件として「月給6255元(約9万3千円)以上を挙げていることが、このほど発表された「2012-2013年中国男女結婚恋愛観調査報告」で明らかになった。専門家は21日、「この額は、現実の男性の平均月給の倍近くで、個人がパートナーを選択する上での参考とはなり得ない」とコメントした。中国新聞社のウェブサイト「中新網」が伝えた。
国家人口・計画生育委員育成交流センターなどがまとめた同報告によると、男性が相手の女性に求める条件として、「温和な人」が多数を占め、「月給は2千元以上あれば可」だった。しかし、女性が相手の男性に求める経済的条件は、多くの男性を尻込みさせる内容だ。
報告によると、杭州に住む女性が結婚相手に求める月給の最低ラインは、1990年代生まれが6255元、1980年代生まれが7828元(約11万7千円)、1970代生まれになると7945元(約11万9千円)まで上がった。
結婚相手選びを左右する2大要素「マイホーム」と「マイカー」について、杭州の男性の71%は「結婚する時点で必ずしも必要ではない」と考えていたが、これに同意する女性はわずか35%にとどまった。一方、「マイホームは結婚の必要条件」と考える女性は51%に達した。昨年ネット上で発表された「2011年中国十大都市嫁取り費用ランキング」によると、杭州の「嫁取り費用」は178万2千元(約2670万円)、これには、専有面積80平米の住宅代金約130万元(約1950万円)が含まれている。
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