ニッセイ基礎研究所の斎藤太郎エコノミストは、「1月の貿易赤字は、市場の予想を上回るものとなった。特に対中輸出に大きな改善が見られず、日中関係の悪化が日本の貿易に与える影響が予想を上回っていることを示した。円安を受け、今春より日本製品の輸出が増加する見通しだが、2014年前に貿易赤字を逆転させることは困難だろう」と指摘した。
日本の2012年の貿易赤字は過去最高の6兆9300億円に達し、2年連続の貿易赤字となった。
みずほ総合研究所の野口雄裕エコノミストは、「日本の貿易赤字は、2011年の震災後のエネルギー資源輸入の持続的な増加という、特殊な原因によるものだ。日本の貿易収支は今後数年に渡り、赤字を続ける恐れがある」と分析した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」
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