米国コロンビア大学の魏尚国教授によると、中国の独身男性は独り身の寂しさを抱えつつ、国内総生産(GDP)の成長率に対して2%の貢献度を誇るという。「北京晨報」が米国誌「フォーチュン」の報道として伝えた。
魏教授の説明によると、こうした見方をうち出したのは、中国には深刻な男女比のアンバランスという問題があるからだ。独身男性が結婚したいと思ったら、妻となる人の母親に気に入られなければならない。そこで車と家が結婚に先立つ必需品となり、男性には一層がんばって働き、金を稼いで家族を養うことが求められるようになるという。
魏教授の試算によると、過去10年間に、中国経済は毎年平均10%の成長を遂げ、独身男性の貢献度は2%、金額にして8兆元に上ったという。
この一見荒唐無稽な説の背後には揺るぎない事実があるといえる。「独身経済」とは、言い方を変えれば「結婚のための住宅の経済」であり「妻の母に気に入られるための経済」とすることができる。
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