広州社会情勢民意研究センターは25日、世論調査の結果を発表した。これによると、北京・上海・広州の女性で、「この3年間で痴漢が増えたと思う」とした人は全体の48%に達し、平均で10人に1人が痴漢に遭っていた。被害に遭った場所は、バスや地下鉄の車内が最も多かった。調査に回答した女性達は、痴漢行為に対する懲罰がいっそう厳しくなるよう望んでいた。中国新聞社が報じた。
広州社会情勢民意研究センターは昨年11月、「北京・上海・広州市民の痴漢行為に対する考え方」をテーマとした世論調査を実施、回答者がここ数年受けた痴漢行為の実態や痴漢取り締りに対する考え方が調査の対象となった。ここ3年間に痴漢行為が「増えた」と思っている女性は31%に達した。年齢層別では、痴漢行為が増えたとした女性は16歳から25歳の若い女性に多く、平均を上回った。
今回の世論調査で、「この3年で痴漢の被害に遭ったことがある」と答えた人は11%、「痴漢以外のセクハラ行為の被害に遭った経験がある」人は3%、16歳から25歳の若い女性で痴漢に遭った人は13%に達した。
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