
近代以前の「姫」から現代の「ロリ」まで 日本人の変わった美少女志向
中日関係がぎくしゃくする中、中国人の日本人観も悪化傾向にある。日本製品不買運動も度々起こっている。しかし、最も先鋭的な「憤青」(愛国心の強い怒れる若者)でさえ、日本の美少女は不買製品のリストに入れることはないと、冗談交じりで言う人がいる。桜や相撲、生け花、茶道と並んで、「美少女」は日本文化、日本経済、日本人性を表す記号のひとつとなっている。
「ロリ」が日本における美女の代表
現代日本のポップカルチャー作品に触れた人は、そこに美少女文化があふれていることに驚く。そこには、様々な美少女のイメージと要素がつまっている。女子学生だったり、女忍者だったり、お嬢様だったり、お姫様だったり、魔法使いだったり…。もっと奇妙な役柄さえある。
とはいえ、その本質は一緒だ。目は大きく、美しい顔付きで、体形は可愛らしい。感情的で単細胞な思考を持つ。大げさにいえば聖母のような母性愛がある。それ以上に重要なのは、彼女たちのほとんどが、子供と成熟女性の中間に位置する女子高生の年齢であることだ。簡単に言えば、アニメにせよ映画にせよ、可愛らしい童顔の「萌え女子」が出ていることが、作品の最大の売りになっている。日本は、なまめかしい美女もセクシーな美女も周辺に追いやられる。「ロリ」こそが王道なのである。体格がきゃしゃで、童顔で、うるうるした大きな瞳があること。天然ボケなら申し分ない。これこそが、日本人が最も「萌える」美女である。
「中国網日本語版(チャイナネット)」
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