老齢弁の呉玉韶主任は、“中国では、公共環境や日常生活環境の長期建設計画は、長い間立ち遅れたままで、人口年齢構造の変化によるニーズに対する考慮も疎かにされていた”と指摘。例えば、▽6階建てまたはそれ以上の高層ビルにもエレベータは設けられていない▽歩道橋や地下鉄の上り下りが非常に不便▽信号が変わる時間が速すぎるため、高齢者の横断が危険に瀕している---といった具合だ。これからの都市建設は、高齢者の身体的特徴や生活習慣に十分に配慮し、“全年齢層に対する平等”という考え方を重視すべきであり、北京や上海では、すでに、“高齢者への対応”のための都市コミュニティー改造に着手した。例えば、北京市高齢者対策部門は、古い低層住宅のエレベーター設置を推し進めている。高齢者事業発展計画によると、“十二五(第12次五カ年計画:2011-2015年)”末までに、在宅介護サービスのカバー率を、都市部で100%、農村部で50%とする方針。
「人民網日本語版」
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