温家宝総理の政府活動報告は2013年の仕事に対して手配を行い、そのうちの十大数字が人々の注目を集め、今年の中国経済・社会発展の新しい走向を浮き彫りにしている。
【数字1】経済成長率は約7.5%:構造調節を重視。これはすでに2年連続で成長率が引き下げられている。設定されているこの数値は、国際レベルに比べて、やはり速いスピードで、自身を基準として比べてみると、スピードがやや遅いことは実際と一致しており、中国経済が構造調節を行い、質を重視することに力を入れることも説明している。
【数字2】物価は約3.5%:上昇の高ぶりを警戒。これは昨年の4%という所期目標よりも低く、また昨年の2.6%という実際の執行数よりも高い。最近の物価は再度上昇する傾向にあり、物価上昇を推進する圧力が現在蓄えられているところで、物価は再上昇の周期に入るものと予想されている。
【数字3】新規雇用が900万人以上:古い目標の背後には圧力あり。これは前の4年間と目標が同じだ。しかし今年の高等教育機関の卒業生は700万人に達すると見込まれており、当面の経済は複雑且つ変化が多く、就職難と求人難が並存し、質の高い雇用を完成することは容易ではなくなっている。
【数字4】1兆2000億元の赤字:過去最高を創り出す。しかし赤字率は約2%で、ここ10年において中くらいよりやや高いレベルで、依然として警戒ラインの3%内にある。赤字の増加は、積極的な財政政策への効力発揮に役立ち、構造調節、民生に恩恵をあげることに傾いてはいるが、地方の投資ブームに警戒する必要がある。
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