
今年2月25日から、中国では銀行カードの決済手数料が引き下げられました。不動産や自動車、卸業者のほか、すべての業種の加盟店から受け取る手数料が引き下げられました。中でも飲食や娯楽などサービス業の引き下げ幅が最も大きかったということです。これは、個人消費を拡大させることによって内需を活性化させることを目的としています。
今日は、中国銀行カードの手数料の引き下げについてその前半をご紹介します。
中国で銀行カードで買い物するということは、金融機関が加盟店に提供している決済サービスの1つです。カード利用者は、手数料を支払いません。決済の手数料は、お店がカードの発行銀行と処理センター、加盟店管理会社の3社に支払います。そのうち、カードの発行銀行と処理センターへの支払いの割合は政府が定めていて、加盟店管理会社は政府の指導に照らし合わせ取り分を決めます。
しかし、これまで手数料の率が高いため、一部の店はカード利用者に手数料の支払いを求めたり、様々な口実をつけてカードの利用を断ったりすることがありました。