「両会(全国人民代表大会・全国政治協商会議)」によって広西チワン族自治区忻城県馬泗郷馬泗村の党支部副書記で「大学生村官」(農村でリーダーの補佐役を務める大学卒業生)の李欣蓉代表は新たな目標を確立した。「村に戻ってまずやらなければいけないのは、農村のごみ処理事業の進展具合を把握することだ。地元と連絡を保ち、意見のフィードバックをすると同時に、20余りの自然村落の責任者を集めて村規約を定め、各自の環境保護任務を明確化しなければならない」。李氏は2年前に村官の任期が終わった後も、村に留まることを選択した。「問題は少しずつ積み重なってきたものであり、その解決も一歩一歩着実にやるしかない」。両会の精神は李氏の心に深く刻まれた。
平潭総合実験区の建設は積極的な進展を遂げ、台湾系企業・プロジェクトとの提携が進んでいる。福建省経済貿易委員会主任の周聯清代表は「今後は両会の精神を真剣に貫徹し、政府活動報告の打ち出した『両岸関係の深化と平和的発展の政治的、経済的、文化的、社会的基礎を揺るぎないものにする』との指示に従い、体制や仕組みを革新し、より柔軟で開放的、包容的な対台湾政策を実行し、福建・台湾産業の深い結びつき、深い融合を促進し、両岸交流・協力の新たなモデルを探り、平潭を両岸同胞の幸福なふるさとにするべく努力しなければならない」と述べた。
中国工程院院士の鍾南山代表も全人代閉幕後、普段の職場に戻る。だが環境汚染対策、医療改革、食品や医薬品の安全性など、多くの問題を常に気にかけている。広州に戻った後も関連資料を集め、大衆の意見を幅広く募り、しっかりとした調査を行う。鍾氏にとって77歳という高齢は問題ではない。今もなお国の「五位一体」建設のために努力し続けるつもりだ。
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