昨年10月初めから今までの半年間で、米ドルに対する日本円の為替レートは約25%切り下げられ、それは人民元に対しての切り下げ幅に近くなっている。今月8日、日本円の人民元に対する1日の切り下げ幅は5%を超えた。日本は世界第3位の経済大国と重要な貿易国家として、その平価切り下げによる国際的影響は無視することができない。

　日本経済と政治にとって言えば、日本の政府の過激な政策は“両刃の剣”であり、日本自身にとってもマイナスの影響が存在する。しかし2つの害があるものを比べて害が軽い方を選ぶということは、日本政府はむしろ非難されても、また意地を張って量的金融緩和政策を徹底的にやり通すと見込まれており、当然この政策は本国にとってメリットがデメリットよりも大きい。少なくとも短期の政治的効果から見るとこうなのだ。日本政府は政策に頼って市場の予想を導き、四両で千斤を抜く効果を得ることができた。ブルームバーグなどの機関のデータによると、最近の国際市場で日本円の投売りを行う主要な力はソロスなどのようなヘッジ・ファンドによる日本円の空売り行為からなのだ。