「病室を移るわよ!」。15日早朝、北京で初めてH7N9型鳥インフルエンザに感染したことが確認された圓ちゃん(仮名・7歳女児)は看護婦からこう告げられた。圓ちゃんは晴れて、集中治療室から一般病室に移ることになった。新京報が報じた。
■引き続き隔離され面会謝絶状態
11日に発病した圓ちゃんは、その後の5日間のうち3日間は平熱を維持している。15日の体温は35度7分から36度9分の間だった。
地壇医院感染病センターの陳志海主任は、「圓ちゃんの状態は極めて良い。入院後すこぶる順調に快復している。体温が平熱に戻ったほか、症状がぶり返すこともない。彼女の呼吸器官や消化管には、もはや異常は見られず、化学検査の数値も軒並み改善している。入院直後は、白血球数が少なかったが、13日以降はどんどん回復している」と述べた。
15日正午、圓ちゃんは一般病室に移った。しかし、新しい病室も感染症病棟であることから、引き続き面会謝絶の状態が続いている。
地壇医院は、圓ちゃんのために南向きの病室を用意した。午前中、この部屋は非常に日当たりが良く、各種モニター設備もなくなった。彼女が最も喜んだのは、部屋にテレビがあることで、「アニメを観ることができる」と嬉しそうに話したという。
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