韓国経済新聞は21日、中国3大自動車ブランドの奇瑞、吉利、比亜迪が、自主開発した最新鋭の技術を含む新車を発表し、世界市場における競争力を高めようとしていると伝えた。奇瑞汽車は商標ロゴを取り替え、さらにポルシェやベンチ出身の技術者とデザイナーによる「ドリームチーム」を発足し、今年より北米・欧州市場に進出する予定だ。奇瑞の新車発表会は、開始30分前に満員御礼となった。比亜迪は多くのハイブリッドカーを出展し、さらに高級SUVの「S7」を展示した。比亜迪は2015年に、国内外でそれぞれ100万台の販売を実現する予定だ。吉利記者の広報担当者は、「当社は2010年にボルボを買収し、その後さらに英マンガニーズ・ブロンズ・ホールディングス (MBH)を買収し、海外で工場新設を計画している」と語った。
力帆の障ナ暁丹・海外市場総経理は、「中国ブランドの強みは市場への反応の速さで、市場の需要に適応し、すぐさま反応することが可能だ。最大の難点は拡大するコスト圧力だ。人民元の対米ドルレートが上昇を続け、コストが増加を続けているが、価格はほぼ一定している。中国ブランドは現在、輸出を長所としている。中国ブランドは昨年、世界に105万台を輸出し、初めて100万台の大台を突破した。今年は130万台を超える見通しだ」と語った。
今回のモーターショーでは、中東・南米などの新興国のディーラー・記者が、中国ブランドに興味を示している。韓国経済新聞は、「コスタリカで比亜迪の車を販売するディーラーは、コスタリカで毎年販売される10台の車のうち1台は中国車で、現地市場で良い手応えが得られていると語った」と伝えた。
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