米ウォール・ストリート・ジャーナル誌は、「2008年のブン川地震により、四川省の同年5月の省級工業総生産額の前年同期比の増加率が、4月の24.6%から3.6%に激減した。しかし当時の中国全国工業層生産額の増加率は大きな影響を受けず、四川省の生産は同年8月に震災前の水準を取り戻した。今回の雅安地震の損失はブン川地震を下回り、工業企業の生産が受ける影響は限られている。四川省は農業大省だが、今回の地震は農産物の供給に深刻な影響をもたらしておらず、食品価格が高騰する恐れはない」と分析した。
ロイター通信は、「復興再建により地方経済がけん引される。ブン川地震の発生後、現地で新設された公共インフラおよび住宅により、四川省の2009年の経済成長率が14.5%に達し、全国水準を大幅に上回った。震災後の再建プロジェクトの投資は、一連の川上産業の発展を促すだろう」と予想した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」
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