当時、李博士は体の調子が悪く、脳卒中のために手足を動かすのも不便だった。そこで李紅軍さんはよく李博士の住んでいるところに行って、買い物を手伝ったり、ご飯を作ったりした。病気を治すため、李紅軍さんは李博士に漢方医を探して、足を伸ばすマッサージを行なった。毎日100元ものお金が必要だった。当時、李博士はお金が余りなく、李紅軍さんの年金も2000元ぐらいだったが、李紅軍さんは一言も文句を言わなかった。それから間もなくして、李博士の病気が一気に快復に向かった。
2005年になると、李博士はまたうつ病を患った。そのうえ症状は深刻になり、李紅軍は李博士に一ヶ月間以上付き添って入院し、ついには難関を乗り越えた。その後、漢方医へ尊敬の念を抱いた李博士は中医薬大学へ研修を受けに行くことを決めた。李紅軍は李博士が道に迷うことを心配し、毎日に李博士と共に従業を受けた。
李博士は妻がよく面倒を見てくれたおかげで本当に幸せだと話した。李博士には米国に二人の息子がいる。李紅軍さんには1人の息子がいて、今ハルビンに住んでいる。幸せな二人をみて、息子たちも嬉しそうだった。
李博士はもうひとつ成し遂げたいことがある。それは李紅軍と一緒に車でアメリカ一周旅行し、アメリカに住んでいる母親に会うことだという。93歳と高齢の李博士の母親は、中国の息子の嫁に会いたいと何度も話している。
翻訳:寧 顕剛 北村 まい「東北サイト日本語」
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