中国自動車工業協会の統計によると、2012年の中国の新エネルギー車販売台数は1万2791台で、新車市場1800万台余りの0.7%を占めるのみだった。2011年の8159台と合わせても、販売台数は2年間でわずか2万台余りだ。新エネルギー車の普及が依然遠い道のりであることがわかる。
新エネルギー車に対して多くの消費者が依然成り行きを見守る姿勢である一番の原因は、性能の不安定さにある。また、日常生活での「充電難」も新エネルギー車の発展を妨げている難点だ。記者の観察では、消費者が最初に質問するのは決まって充電問題だ。都市の充電スタンド不足、関連設備の問題などが、新エネルギー車の普及を妨げている。
上海市政府は環境に優しい移動手段を奨励するため、2012年末に基準を満たす新エネルギー車に対して専用のナンバープレートを無料で発行することを決定。さらにバッテリー充電交換ステーション112カ所、充電スポット1710カ所を設置し、全市をカバーする電気自動車サービスネットワークを整備した。
中国自動車工学学会の張進華副事務局長は「電気自動車に対する政府の支援は、将来的には財政面だけでなく充電インフラ、電気料金、駐車場を含む多方面にわたるものとすべきだ」と述べた。
「人民網日本語版」
|