それではいったい誰が日本を「異常」にしたのだろうか?日本はこの点について、中国を責めることはできない。中国は日本からの戦争賠償を放棄し、日本との友好関係を発展させた。恩を仇で返しているのは日本の方だ。中国を非難するならば、その前にまず靖国神社に祀られているA級戦犯を非難するべきだ。侵略者が国際社会の制裁を受けるのは当然のことだ。日本がいまだにこれらの殺人犯を崇拝しているならば、国際社会が日本を「異常」にするのは正常極まりないことだ。
日本の右翼分子が語る「異常」の一つ目は、不完全な主権だ。これは日本の国土に、いまだに米軍が駐留していることによる。二つ目は日本国憲法が、米国により制定されたことだ。三つ目は日本には「正常」な軍隊がなく、銃の引き金がまだ米国に握られていることだ。日本が正常化を実現していないのは、まず米国を非難すべきだ。二発の原爆と東京大空襲の仕返しも米国に向けてすべきではないか。日本は武装化の道を狂奔しているが、米国が直ちにブレーキを踏まないならば、中国は少なくともいくつかの障害を設けるべきだ。これは世界平和への貢献である。
日本の右翼化傾向に対しては戦闘あるのみで、これを放任し妥協することはできない。そうなれば中華民族、日本人、国際社会に危害をもたらすことになる。日本の右翼分子は景陽岡の虎のようなもので、戦おうが戦うまいがかみついてくる。しかし武松のような英雄的な気概を見せつければ、増長する日本右翼分子の気炎をそぐことができる。(筆者:羅援 中国戦略文化学会常務副会長兼秘書長)
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