◆ゴミの分類
日本では、家庭から出るゴミの処理も規則正しく行われている。環境保護の関連部門と協会は毎年、35cm×45cmの1年間のカレンダーを各家庭に投函する。これは居住地のゴミ収集日のカレンダーだ。生ゴミ、紙くず、布切れ、金属、ガラスなどをビニール袋に入れ、既定の場所にゴミを出し、カラスにつつかれないようネットで覆う。専門のゴミ収集車が、定められた時間に出されたゴミを回収する。古い電池を捨てる場合は、さらに特別な要求があり、定められた場所の専用の収集箱に入れなければならない。
日本の各大型建築物や運動場などには、消防用・家庭用の雨水を集める場所がある。筆者のマンションの前には築10年ほどの7階建てのマンションがあったが、1回部分には汚水処理装置が設置されていた。そこではマンションの水を集中的に処理し、水洗トイレ用に再利用していた。すべての汚水は専門のパイプで汚水処理場に送り、処理後に河川に流される。
10数年前にマンション建設が許可された際に、各キッチンのシンクにフィルターを取り付けることが求められた。シンクには、直径約10センチ・高さ10センチのフィルターが取り付けられており、1-2日に1度交換でき、利便性が高い。フィルターで集められたゴミは、フィルターと同時に指定された場所に捨てることができる。
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