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SUVの人気は、中国政府が本国を電気自動車(EV)のリーダーにしようとする目標と逆行しており、北京が推進中の環境保護の取り組みに反するものだ。大気汚染の改善、石油輸入の需要減に向け、政府は自動車メーカーにEVの開発とコンパクトカーの販売を促している。しかし都市部の乱れた交通を受け、SUVの安全なイメージは中国の富裕層にとって魅力的であり、EVが注目を浴びることは難しくなっている。
SUVのブームは中国本土メーカーにとって極めて重要だ。海外の競合他社が伝統的な低価格市場に進出し、苦しめられているからだ。中国の某ブランドはSUVにより業績アップを実現しており、今年第1四半期のSUV販売台数が前年同期比95%増となり、売上全体の半分を占めた。Bernstein Research社のアナリストであるMax Warburton氏は、「同ブランドは少なくとも現時点で、28%の粗利率により世界自動車産業で最大の利益を得ている」と分析した。EV事業の低迷に伴い、比亜迪(BYD)も重点をSUVに置いている。同社は既存の車種の他に2車種の開発を予定しており、ロシア・エジプトなどの海外市場での販売倍増に期待している。
「人民網日本語版」
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