昨年就職市場に入った中国の大卒者は700万人弱に達し、今後も増加を続ける見通しだ。これにより、中国での就職を検討している外国人は、より多くの課題に直面する。蘭氏は、中国語能力がなければ競争は難しいと指摘した。
業界関係者は、「中国語ができなくても、外国人の大卒者は中国語と英語の履歴書を提出しなければならない。就活の際には積極的に仕掛け、潜在的な求人企業と中国企業に狙いを定めるべきだ」と指摘した。しかしこのようにしている人は少なく、多くの外国人は求人サイトや検索エンジンばかりを頼りにしている。
中国において、経験・成果・特殊技能を持つ外国人は、依然として需要を満たしていない。しかし多くの西側諸国の人にとって、中国の人材募集の流れは理解し難いものとなっている。中国の人材市場では、値段を掛け合うことが可能だ。西側諸国の人は、自分の人生を割り引きされたくなく、積極的に人材を求めて欲しいのだ。
蘭氏は、今後の中国では、さまざまなポストの現地化がより普遍的なすう勢になると予想している。文化的つながりと言語能力を持つ海外帰国者が、就職市場で人気を集めるだろう。
説明会で日増しに高まる競争ムードと戦う外国人にとって、「コネ」は中国で就活に成功するための必要技能の一つだ。ガールフレンドを通じて営業の職を手にしたドイツ人は、「コネは重要だ」と語った。
「人民網日本語版」
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