■多くの分野に及んでいるシェアハウスのコンセプト
コンピュータープログラミングのほかにも、多種多様なコンセプトを持つシェアハウスが存在する。ポータルサイト「Colish」が販売しているコンセプト型シェアハウスは音楽や芸術、農業、貿易などの分野にまで及んでいる。
米国人7人と韓国の学生、日本の会社員2人もこのサイトを通して、東京都千代田区でシェアハウスに入居している。目的は英語学習だ。全員が守るルールとして、英語を使ってはいけない日と日本語を使ってはいけない日を毎週各1日決めている。21歳の米国人ブランダン・ハーウェイさんは早稲田大学の3年生だ。ホームステイ先からこのシェアハウスに引越してきた。ブランダンさんによると、ホームステイ先の家庭は70歳代のおばあさんと40歳代の娘さんがいたという。「ホームステイの家庭にはとても感謝している。ただ、同年代の人々ともっと交流したいと思った。現在、日本語を使って会話する時間は以前の5倍に増えた」と語る。
■急速に発展する日本のシェアハウス市場
近年、日本のシェアハウス市場は急速に発展している。ひつじ不動産で登録しているシェアハウスの件数は今年の3月に1万8649件に到達した。ちなみに2010年の同期では9354件だったという。
同社の北川大介社長(音訳)によると、シェアハウスの需要の増加はシングル人口の増加によるものという。シェアハウスの情報を探す人の平均年齢は28.9歳で77.8%が女性だ。
北川社長は「シェアハウスを借りることで、人々は比較的安い家賃で比較的質のいい住居を賃貸することができる。もし開発企業が引き続き高品質の住宅を提供していけば、『ワンルームには満足できないが家を買う予定のない』層を引き込むことができ、さらに需要が増えていく」と分析している。
日本全国で330件のシェアハウスを経営する不動産会社「清新ハウス」は、今年3月に「健康を気にかける女性」をコンセプトに掲げるシェアハウスを売り出し幅広い人気を博した。
「人民網日本語版」
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