■外国では様々な憶測
AP通信は朝鮮のミサイル発射には米国との交渉実現を図る意図があるとのアナリストの話を報じた。注目に値するのは、19日に予定されていた米国務省のキング朝鮮人権問題担当特使の訪韓が突然中止されたことだ。中止の理由について具体的説明はない。韓国政府側には、キング特使の担当関連で重大な件が生じたとの見方がある。韓国系米国人ペ・ジュンホ氏に労働教化刑が言い渡された件について、キング氏が朝鮮側と接触するとの見方もある。ケリー米国務長官は16日、韓国の議員2人に宛てた書簡で、朝鮮が非核化実現に向けて誠意ある措置を講じた場合は、朝鮮と対話する考えがあると表明した。
韓国の国防専門家は朝鮮の今回の行動について、米韓の頻繁な軍事演習に対する抗議との見方を示した。米韓は3月以降、韓国周辺で「キーリゾルブ」「フォールイーグル」などの合同軍事演習を立て続けに行なった。朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は16日、米国が朝鮮半島海域で韓国と合同軍事演習を行なうことを強く非難し「米国は『核の脅し』によって朝鮮との対決を激化し、朝鮮軍民を愚弄している。朝鮮のミサイルはすでに米国の『巣窟』に第一撃の目標を定めた」とする軍事論説員の記事を掲載した。
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