3.精神衛生の研究
(1)精神的支柱となった大和魂
中国の伝統的文化の影響を長らく受けていたことで、中国古代の思想家・教育家孔子の「論語」の教えである「和を以って尊し」を日本人は自らのものとして深く吸収した。こうして、「和」は社会におけるすべての交際の原則となり、「大和魂」は日本民族の魂となった。
(2)素養を重んじる
日本は一貫して素養を重んじる伝統があり、教育レベルの上昇とともに、国民の素養も大幅に高まった。日本人には「人に迷惑をかけない」という有名な口癖があり、これが日本人全体の生活規範となっている。社会全体が「職責を全うし、仕事に全力で打ち込む」の精神をモットーとし、「噂話に耳を傾けず、人の悪口を言わない。常に誠実であれ」という生き方を示した格言は国民全体に知れ渡っている。これらは精神的な養生にも繋がっており、国民の発展や国民の健康・長寿にもプラスに作用している。
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