余額宝が最終的にどんな効果を生み出すかについて、少なくともネット利用者たちは「金融界に地震が起こる」と大胆に予測する。余額宝の未来についてさまざまな意見が聞かれるが、あるネット利用者が当分様子見をするといい、楽観的な見方をする人は、「多くの銀行の頭取が巨大な圧力を感じるようになる。銀行業界の競争は同業者同士の競争にとどまらなくなり、電子商取引(eコマース)も無視できなくなる」という。だがネット利用者・王博文さんによると、人々は支付宝が決済ツールに過ぎず、銀行のように流動性を生み出し、信用を拡大する能力を持ち合わせていないという根本的なところを忘れている。支付宝自身が商業銀行で委託管理用の口座を開設する必要があるということを忘れてはならないという。
あるネット利用者は余額宝が金融界に引き起こすであろう変革に期待を寄せ、別の利用者は余額宝はそう何日ももたないとの見方を示す。あるネット利用者は馬雲氏のかつての発言を踏まえて自身の観点を披瀝し、「馬雲氏は以前、『銀行が変わらないなら、銀行を変える』と発言した。今がその始まりだ」と話す。また別のネット利用者「随風的涙」さんの、「馬雲氏はまた業界をひっくり返そうとしている。本当に掟破りだ」という発言は人々の心の声を代弁するものだといえる。
「人民網日本語版」
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